
前回はマーケティングの「一番手の法則」でした。今回は「カテゴリーの法則」です。たいていのビジネスは既に一番手に先人がシェアを獲得しているものです。マーケティングの目的とは、顧客の心の中に真っ先に入り込むことです。それはある意味、商品自体の戦いではなく、顧客の知覚を争う戦いです。大西洋単独横断の1番手はリンドバーグでした。2番手のバート・ヒンクラーの名前は誰も思い浮かびません。ヒンクラーはリンドバーグよりも飛行機乗りとして優秀だったのにもかかわらずです。それは頭の中に最初に飛び込んできたのがリンドバーグだったからです。では、1番手を取れなかったらもう駄目なのか?というと、未だ他の手が残っています。それが「カテゴリーの法則」です。先ほどの大西洋横断の話に戻りますが、では3番目に成功した人はだれでしょう?1番手のリンドバーグには負けますが、エアハートという人です。アメリア・エアハート。そうです。初の女性で大西洋横断に成功した人です。他の例をあげてみます。米国で輸入ビールといえば・・ドイツのハイネケン。誰しも知っているメジャーブランドです。米国では現在425種類の輸入ビールを発売しています。味からいえばハイネケンよりずっとうまいのもありますが、そんなことは関係ありません。未だにハイネケンはシェア30%です。では三毛ロブの名前はご存知ですか?意外と知っている人が多いと思います。こちらは、米国初の高級輸入ビールです。高級というカテゴリーを勝ち取って、今ではハイネケンを上回っています。要するに、一番手の土俵ではなくてちょっと違う土俵で戦うということです。同じ大カテゴリー(普通名詞)から、その中の中カテゴリー(属性)を探して、そこで1番になればいいわけです。この考え方はネットビジネスでも同じです。先人がすでに開拓した土壌では、シェアを取られすぎておりあまりに障壁が高いのですから、もっと細分化した市場でエントリーすればいいわけです。
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