一撃の法則・・おのおのの状況においては、ただ1つの動きが重大な結果を生むことになる法則です。
マーケティング担当者は、無数の小さな努力の積み重ねが成果を生むと思っています。数ある戦略の中から自由に選び、その戦略計画に多大な努力を傾ければ成功できると考えているわけです。ありとあらゆることに首をつっこみ、結局は才能を無駄に費やしています。
マーケティング担当者は、無数の小さな努力の積み重ねが成果を生むと思っています。数ある戦略の中から自由に選び、その戦略計画に多大な努力を傾ければ成功できると考えているわけです。ありとあらゆることに首をつっこみ、結局は才能を無駄に費やしています。
一生懸命やとうと、気楽にらろうと、成果には関係ありません。その違いはほんの微々たるもので、大企業になればなるほど「平均の法則」が一生けん命の微々たる利点を帳消しにしてしまいます。
マーケティングにおいて実質的に効果を上げる唯一の方法は、1回きりのしかも大胆な一撃です。いかなる状況においても、実質的な成果を上げ得る作戦行動は1つしかあり得なのです。
競合会社の弱点はほぼ例外なくただ1か所しか存在しません。その1点に集中投下することが最重要です。
自動車産業では、長年ゼネラルモーターズが首位の座を陣取っていました。シボレー・ポンティアック・オールズモービル・ビュイック・キャデラックなどのブランドによって、競合であるフォード・クライスラーなどの攻撃をわけなく撃退していました。近年においてこのGMに対して行った作戦行動は2度しか行われていません。
2度ともGMの要塞線を迂回する作戦でした。1つは日本のトヨタ・ホンダ・ニッサンの小型車による底辺部を狙った作戦で、もう1つはドイツのメルセデス・BMWなどの超高級車によって上層部を狙った作戦です。
日本とドイツによる側面攻撃のために、GMは製品ラインのテコ入れを余儀なくされました。資金の節約のためにGMは同一ボディースタイルを使用して中型車を大量に生産する、という致命的なミスを犯しました。このためGMの車はどれも同じように見わけがつかなくなったのです。
やがて日本もアキュラ・レクサス・インフィニティの各車を引き下げてなだれ込んできました。
一撃必殺の攻撃により、今ではGMの力は見る影もありません。
ただ1点の攻撃・・そのためのアイディア・コンセプトを見出すには、市場ではどんなことが起こっているのか知っていなくては不可能です。いわゆる、泥まみれの前線に足を運ばずしては、何が有効な一撃かを判断することは到底無理です。マーケッティングマネージャーが現場を知ることが、たいへん重要なことがわかると思います。















